路線変更です。

さて、CADでの図面が大幅に予定を変更することになりそうなので(フルスクラッチになりそう)、3月末に戻って、「かわいい女の子フィギュアを作ろう!」の題材の絵を、同じように作ってみようと思います。

まずは本の中のイラストをスキャナーで読み込んで大体の大きさを決める図面代わりにします。

読み込んだ画像を好みの大きさにします。今回は150cmの1/8スケール=約18cmとしました。印刷時に倍率を指定しています(一度印刷して、希望の大きさ÷出力された大きさ、で倍率が出せます)。ここで注目して欲しいのはイラストに引いてある線が絵よりも小さい点。帽子の先まで頭があるわけではありませんし、足の先ではなく足の真ん中あたりで終わるように測るのが正しいかと。これはロボット物の設定がから全長を割り出すのにも有効です。

印刷した紙をビニールなりクリアファイルなりに入れて、その上におもむろに粘土を置いていきます。紙に直に置くと汚れるし粘土の水分で傷みますので。ついでにサインペンで体のラインのアタリを取っています。今回使用するのは石粉粘土の代名詞「ファンド」(アートクレイ(株)製)です。本では頭から作っていますが、頭から作ると体がドンドン大きくなる、という現象がありますので全体→細部という方向でいきます。

乾燥には古い食器乾燥機を使っています。食器乾燥機は便利なもので、こういった粘土の乾燥や塗装後の乾燥にも使われています(プラスティック製品でも大丈夫なモードのあるものを使いましょう)。どんな乾燥方法でもいいのですが(自然乾燥が一番です)、Zライトは感心しません。火事の危険性があるからです。そんなものを使って全国的に紹介している人が・・・あっ、いました。ちょっと怖いです、個人的には。

今回メインに使う道具は世界のOLFAのデザインナイフと割り箸から自作したヘラです。金属のヘラを使う必要はありません。必要ならばデザインナイフで代用できます。割り箸には瞬間接着剤をコーティングしてあります。追加する道具は追々必ず紹介します。
初日はこんなもんです。