木綿のハンカチーフ

私の好きな歌に「木綿のハンカチーフ」があります。ダイエー一の市の歌ではありません(歌ってるのは同じ人)。なぜ好きかというと、オチのついている歌なんて滅多にないからです。レコに僕は旅立つんだ遠距離恋愛だみたいな素振りを見せていたと思ったら都会(?)にカブれて田舎に残した人なんか忘れたと。最後は残された側視点になって、泣かなやってられんからハンカチーフくださいと。題名自体が悲しい結末であるというシニカルさは「アルジャーノンに花束を」と同じ。これを(当時)若いネーチャンが歌うんですから申し分ない。起承転結が素晴らしい。今の使い捨てポップスに足の親指(正確には第一指)の爪のアカでも飲ませたい。