ワインに振り回される

ボジョレー・ヌーボー解禁に合わせてディスプレー用にグラスに注いだワインを置きたいと売場が言うてきた。でも液体は(こぼれると困るので)置けない。だから作れ。」
・・・ということで毎度おなじみの、ですわ。とりあえず場所の確認だけして仕入れへ。
帰宅して早速作業。いつものウレタン登場。

ちなみに普通はこのような作業はエポキシ樹脂を使う。なぜかは後ほど。
2液混合のどちらかに先に着色剤を混ぜる。透明の顔料(正確には染料)を様子を見ながら入れていくが赤、だけでは面白みがないので茶を若干入れる。ポリフェノールって茶色っぽいでしょ。そういうこと。で、かくはんしてグラスに注ぐ。すると、

このウレタン樹脂の場合熱反応で短時間で硬化するために少しずつ気泡が発生し上へ上へと逃げる。口が広いのでほぼ全て表面の5mmくらいに集まってしまった。エポキシ樹脂は恐ろしいくらい硬化時間が長いので徐々に気泡を抜くようになっている。そこで、

2度目の挑戦でおまじないをかけるとこうなる。実物も言われないとどうやったか分からない。

2つを比較するとこうなる。まあショーケース越しなんでこれでいいでしょ。