前衛芸術じゃないのよ

私は根っからの「つくりもの」の人である。自分で作ってナンボみたいな人である。
「オリジナル」という言葉があるがそんな前衛芸術よりも楽しそうなものを楽しそうに自分で作る派である。それが他人様の創造物でもいいのである。
で、「ペールゼン・ファイルズ」版スコープドッグである。若干TVシリーズとはディテールが違うのである。違うには理由があるのでそれは作る動機になるのである。この動機づけというのが模型作りでは大事なのである。いくら萌え系の女の子のイラストがあっても興味も何もなければそれは絵なのである。模型作りなんて極端に言えば立体欲しい病である。昨今話題の3D映像よりも困難な道をたどって3Dを目の前で見たい病なのである。
からして、違いがあれば作るのである。そうなると「このタイプはこうでないとアカン」のである。「ゴジラ・スーツ・バリエーション」や初代ウルトラマンの3タイプというものなんかが典型だ。何でもかんでも同じ、というならそれはサーモンとトラウトの違いって何らわからない人と同じなのである。その世界観で混ぜて楽しむ、というのも楽しみの一つなので否定はしない。だからといってアカン派は押し付けであるということも誰も言えないのである。こう見えたからこう作る、そうでないとアカン人もいるのである。

ということで、腰のアーマー。

前面はキットのボルトを埋め(パーツとの親和性を高めるためキットのランナーを使用)、すじ彫りを追加。

後ろは本当は上部に切り欠きがあるが大掛かりになるのですじ彫りにした。

これで腰アーマーが揃いました。次はどこでしょうか。